久留米工業高等専門学校 本文へジャンプ
現代GP協働教育について
協働教育の特長

高専教育における共同研究の必要性
 久留米高専では,「深く専門の学芸を教授し,職業に必要な能力を育成する」という高専の使命に応えていくため低学年で確かな基礎教育を修得させ,高学年の各学科の専門教育につなげていきます。
 共同研究先によって,協働教育の中身は以下の表のように違いがあります。しかし,いずれの場合にも,課題解決のためにPDCAサイクルを回していく訓練を迫られ,基礎能力を実践的能力にステップアップすることができます。さらに,公立研究機関との共同研究にあっては,最先端の工学研究に触れる機会を提供することができ,行政機関との共同研究では,学ぶ機会の少ない歴史や社会科学などとの学際領域を体験することが可能となります。いずれも,高専の中にだけいては縁のないものであり,この取り組みの,先進性がうかがえます。
 以下の表に,それぞれの機関との共同研究の特徴をまとめました。

 
地域企業
公立研究機関
行政機関
分野
バイオ,ゴム,食品,環境,ポリマー成型など
ナノテクノロジー,バイオ
考古学,歴史,社会科学など
実践工業技術
最先端工学
学際領域
外部指導
第一線の企業の技術者
第一線の研究者
学芸員,職員
インパクト
納期意識
最先端実験技術,先端器機取扱
考古学と遺伝子工学の学際的理解
社会性
礼儀,コミュニケーション能力,プレゼンテーション力
礼儀,コミュニケーション能力,プレゼンテーション力
礼儀,コミュニケーション能力,プレゼンテーション力
メリット
研究成果による企業業績
研究成果による地域振興
研究遂行のためのマンパワー
研究進行によるシナジー効果
期待される教育効果
課題解決のPDCAサイクル
研究のPDCAサイクル
課題解決のPDCAサイクル
課題把握,解決策構築,実行評価(基礎能力を実践的に)