中学生のみなさんへ
電気電子工学ってなに?
電気電子工学と言われても、中学生のみなさんにはよくわからないかもしれませんね。実は、飛行機や新幹線、テレビやスマートフォンなど、いろんなところに使われているとても大切な技術を使うための勉強をする分野です。
久留米高専電気電子工学科では、テレビやスマートフォンや電気自動車などが、どのような仕組みで動いているのかを勉強することができます。
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スマートフォンの中はどうなっているの?
電気電子工学を使った代表として、スマートフォンを取り上げてみましょう。
スマートフォンは携帯電話で、手にとって操作することで電話をかけることや、アプリを使って電子メールやSNSなど、いろんなことができますよね。
電気電子工学を使った製品は、このように手に取ることができる
「ハードウェア」と、アプリのような
「ソフトウェア」からできています。
- ハードウェア
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「ハードウェア」とは、実際に手に取ってさわることができる「かたいもの」という意味です。
スマートフォンを分解してみると、下の図の左のわくの中のようにタッチパネルなどのある上側のカバーと、カメラなどがついた下側のカバーからなっていることがわかります。
上と下のカバーをとってみると、中にはスマートフォンとして動かすための「電子回路」と電気エネルギー源の「バッテリー」が入っています。
これらが「ハードウェア」です。
でも、「ハードウェア」だけではスマートフォンで何もすることができません。
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- ソフトウェア
- 「ソフトウェア」とは、手に取ることができるかたいものである「ハードウェア」に対して作られた言葉で、実際に手にとってさわることができません。
みなさんが使う「アプリ」は「ソフトウェア」そのものですし、タッチパネルに出ているアイコンも、「ソフトウェア」の仲間ですよ。
スマートフォンの「ハードウェア」は、「ソフトウェア」があってはじめてスマートフォンとして働きはじめます。
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どのようなことを勉強するの?
電気電子工学科では、「ハードウェア」と「ソフトウェア」、そしてスマートフォンやコンピューターで使われる「通信」に関する科目を幅広く勉強をすることができます(もっと詳しい内容はこちらです)。
- アプリを作れるようになる基礎を学ぶ:プログラミング
- スマートフォンを作る基礎を学ぶ:電気・電子回路、半導体
- 通信を学ぶ:通信ネットワーク
- 電気、電波、光を学ぶ:電磁気学
- 電気エネルギーを学ぶ:モーター、電力
- 自然エネルギーを学ぶ:太陽光発電(実験)
最後に、卒業研究で5年間の勉強を完成させます。こんなこと↓ができるようにもなりますよ(音に反応して動きを変えるロボットです、動画は音が出ます)。
電気電子工学科では、国際的に活躍できるエンジニアとして必要な、英語の教育にも力を入れています(動画は音が出ます)。
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卒業したら?
電気電子工学科を卒業すると、就職するか高専専攻科(2年間)や大学(3年に編入)に進学することになります。詳しくは、こちらのページを見てください。
一日体験入学に参加すれば、先輩たちに話も聞けますよ。
さあ、みなさんも電気電子工学を学びに久留米高専電気電子工学科に来てみませんか?
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