一日体験入学:機械工学科では在学生中心で学科紹介を行いました

毎夏、久留米高専では進学に興味がある中学生を対象に一日体験入学を開催しています。今年は,8月20・21日の2日間で開催しました。一日体験入学では、学科ごとに高専5年間での学習内容やそれに関わる特徴的な教育活動を中心に学科の紹介を行っています。
 

機械工学科では,加工実習を行うものづくり教育センターの見学や、3次元CAD、3Dプリンターやレーザー加工機などの展示や、機械工学科の学生が多く在籍している鳥部(飛行ロボット製作活動)やロボコンのロボット、卒業研究に関わる研究紹介などの展示を行いました。
 

これらの学科紹介や展示に関わる説明を今回は、4・5年生の在学生が中心となって、ほとんどやってくれて、ほかにも、勉強以外の普段の学生生活に関する質問にも答えてくれる質問コーナーもあって、とてもよい雰囲気の体験入学になりました。
 

 
・機械工学科と体験入学の内容紹介
機械工学科の紹介 機械工学科の紹介(学生)
・加工実習に関わるものづくり教育センターの見学
多軸マシニングセンタ 旋盤の紹介
加工実習での製作物 鋳造(鋳物)紹介
鋳造(鋳物)紹介2
 
久留米高専 機械工学科では、写真のように新旧様々な加工機械と、実習設備があり、実際にモノに触れて技術を習得する教育も行っています。最近では、その教育が企業からも高く評価され、毎年、800件を超える求人数にも繋がっています。
 
・3次元CAD、3Dプリンタ、レーザー加工機や鳥部製作飛行ロボットほか、質問コーナー案内イラスト
3次元CADと3Dプリンタ レーザー加工機と押し出し成形機
鳥部製作飛行ロボット紹介
 
最後の質問コーナーの案内イラストは、体験入学一日目に女子学生がその場で描いてくれました。
 

ロボコン部の学生が子供達にロボットの操作を体験してもらいました。

8月17日(土)に佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館において、機械工学科の南山准教授とロボコン部学生が夏休みの体験イベントに出展しました。

このイベントは、日本赤十字社の父であり幕末に活躍した佐野常民の功績と、世界遺産に登録された三重津海軍所跡の歴史を知ることができる歴史館の夏休み体験イベント「高専ロボットがやってくる!」として依頼を受けたものです。

イベントでは、ロボットコンテスト地区大会に出場したロボット(ロビーちゃん)の操作実演や子供達による2足歩行ロボットの操作体験などの催しが行われました。

訪れた子供達は、ロボットを実際に操作し動き出すと歓声を上げて喜び、夏休みの良い思い出となったようでした。また、保護者から学生に対して学校生活やロボコン部の活動に関する質問などが寄せられていました。

 

 

 

 

<本件担当>

総務課研究推進係 0942-35-9333

中学生向け公開講座「ソーラーカーを作ろう!」を開催しました!

令和6年8月9日(金)に、久留米高専において中学生向け公開講座「ソーラーカーを作ろう!」を開催しました。

本講座は、機械工学科が主催し行われたもので、機械工学はモノづくり全般において重要な役割を果たしており、モノづくりの流れを体感してもらえるように、既製品(ソーラーパネル、モーター、ギヤボックス、軸、車輪、軸受け)と各自オリジナルなカーデザインを融合させるような講座内容にしました。まず、既製品部分の作成、組立を行い、それから、各自、カーデザインを行いました。既存の車を参考にする生徒、自由にデザインする生徒など、いろいろなデザインが生まれました。途中、本校学生TAのアドバイスを受けながら、スチレンボードから部品を丁寧に切り取り、両面テープや専用接着剤で各パーツを接合し、思い思いのソーラーカーを製作しました。

当日は午後から曇が厚くなり、太陽光の下で走らせることができず残念でしたが、ソーラーカー作りを通して、モノづくりの大変さ、おもしろさを実感したようでした。また、自由な発想から生まれたソーラーカーはどれも個性的なものばかりでした。

講座の最後には受講生全員に修了証書が授与されました。

 

ソーラーカーの組立 カーデザインの様子

 

<本件担当>

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