「高専ワイヤレステックコンテスト2024」に本校学生のアイデアが採択されました

一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会主催の高専ワイヤレステックコンテスト(以下、WiCON)2024の「ワイヤレス利活用部門」に、プログラミングラボ部の田嶋煌士さん(制御4年)、須山好章さん(制御3年)、増田佑菜さん(制御3年)、竹井爽さん(電気3年)、若狭龍さん(制御1年)のチーム「令和最新版高専生」が提案した「RTK-GNSSによる高精度で安価な、農業機械の運転支援システム」が見事採択されました[1]。
本校としてはWiCON2022[2]に次ぐ、2度目の採択実績となります。チームリーダーの須山さんからは、「地域と連携し、情報技術を駆使して農業のIT化を推し進め、久留米市のみならず、全国の農業の更なる発展に貢献したい」との抱負が述べられました。
今後、久留米市と株式会社久留米リサーチ・パークとの地域連携を通して、来年1月に開催される表彰審査予選大会に向けてさまざまな技術実証を行う予定です。

 

概要は以下のとおりです。

農業産出額が福岡県内1位の久留米市では、農業者の減少・高齢化が進行し、農業労働力の慢性的な不足が生じている。今後持続的な農業を展開する上でコスト効率の良い運転支援システムを構築する必要がある。
そこで、我々「令和最新版高専生」は、「RTK-GNSSによる高精度で安価な、農業機械の運転支援システム」を提案する。タブレットを利用して、熟練のオペレータでないと難しい農業機器の直線・曲線操縦をcm精度で支援する。その他にも、AI等による作業ムラの可視化や作業日誌の自動生成・クラウド管理ができる、農家向けのサービス機能が集約された統合アプリ(スーパーアプリ)を開発する。
また、久留米市の協力のもと、農家さんの畑を利用して実地試験を行い、農家の方々からフィードバックを得る。そして、本研究期間終了後も、積極的にアップデートを行うことで農業機器の民主化を推し進めて行く。

 

[1] https://wicon.jp/2024/adoption
[2] https://wicon.jp/2022/saitaku-1-1

 

<本件担当>
学生課学生生活支援係
電話:0942-35-9443

 

「2024NEW環境展」に出展しました

5月22日(水)から5月24日(金)の期間中、東京ビッグサイトにおいて開催された「2024NEW環境展」に本校 生物応用化学科 我部 篤 准教授が出展しました。
この展示会は、環境汚染や地球温暖化等の諸問題や国連が定める「SDGs」の推進に対応する様々な環境技術を一堂に展示し、環境保全への啓発と環境関連産業の発展を目的に開催されているもので、今年で33回目を迎え、714の企業や学術団体などが出展しました。
我部准教授は国立高等専門学校機構が設置したブースにおいて、「低環境負荷社会を実現する機能性カーボンの創製」と題した、カーボンの優れた特性を活かして効率的なエネルギーの貯蔵や変換技術を構築し、それを燃料電池自動車のガス貯蔵システムへの応用やバイオマス源の有効活用に繋げることについてのポスター展示を行い、多くの来場者から熱心な質問を受けていました。

 

来場者に説明を行う我部准教授

 

低環境負荷社会を実現する機能性カーボンの創製

 

国立高専機構ブースの様子

 

 

<本件担当>

久留米高専総務課研究推進係

電話:0942-35-9333