令和6年1月16日(火)に「だるまメーカーを創業しよう~自動化と工程改善から事業化を考える~」と題して、(株)アフレルから山本智氏、田辺修都氏を外部講師として招き、本校制御情報工学科の5年生を対象に、スタートアップ講習会を開催しました。
講習会では、「生産計画作成とパイロットラインでの試作」、「工程改善と自動化アイテム『Dobot』を知る」、「自動化による生産性向上を試行する」、「工程改善アイディアを起業/事業プランにする」を題目に、5~6人を1チームとし、制限時間5分内で、米粒に顔などを書き込み、定められた品質基準を満たすだるま作りに挑戦しました。作るだけではなく、生産性を最大化することを目標に、各チームで役割分担決め、初期(追加)投資計画、生産計画、品質評価、工程改善、Dobotを活用した生産の自動化に取り組みました。生産終了後には、計画と実績の差分要因分析と工程改善案について、チームごとに発表してもらいました。チームによっては、生産を重ねるごとに、米粒だるまを増産できたチームとできなかったチームとあったようですが、どのチームとも、つぎの生産性の向上に向けた工程の改善に努めていました。講習会の最後には、ビジネスプランの考え方を学んだ後に、これまでの取り組みを整理した改善アイディアをまとめ、それを事業にするプランつくりと発表をおこないました。
受講生からは、「ビジネスプランの考え方について、事業化に必要なことについて、とても勉強になりました。今後の人生に活かせたらと思いました」、「米粒だるまを生産するごとに、早さと正確さをともに改善できたことを実感できたので、とても楽しかったです」など、多くの感想が寄せられました。
本講習会は、文部科学省からの採択事業である、「高等専門学校スタートアップ教育環境整備事業」の一環で実施されました。本講習会で活用したDobotとパソコンは、校内の起業家工房(試作スペース)にて、今後活用できる予定です。
講師からの説明を受ける受講生
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生産計画を立てる受講生
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Dobotの仕様を確認する受講生
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米粒だるまを生産する受講生
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工程改善についてプレゼンする受講生
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チーム内で生産した米粒だるま
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〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333