11月18日(土)、久留米高専において、「久留米高専ハカセ塾」第6回目の講座を開催しました。
今回は、制御情報工学科3名、電気電子工学科1名の学生メンター4名を講師とし、「ライントレース走行のためのロボットプログラミング」と題して、micro:bit(マイクロビット)とSmart Cutebot(スマートキュートボット)を使った、床面に引かれたライン上を周回走行するためのプログラムを作成しました。
高専ハカセ塾では学生メンターが講師として講座を進行するのは初めての試みとなりますが、初めはお互い緊張しながらも講座が進行していくうちに、受講生達も積極的に質問したり、操作方法のアドバイスを受けながら、次第に和気藹々とした講座風景となっていきました。担当の制御情報工学科の教員は終始見守る形でサポートしました。
講座では、プログラムの基本構造について学習した後、Smart Cutebot底面の前方2箇所についている、ライントレースセンサを用いて、黒い線の上をなぞるように自動走行するプログラムを作成しました。プログラムを組めた受講生は、Smart Cutebotに付属で用意された、ライントレース基本経路の用紙にかかれた黒い線の上を自動で走行するプログラムが実装できたかどうか確かめました。今回、基本経路のほか応用経路も用意し、基本経路の自動走行プログラムを組めた受講生は、応用経路の自動走行プログラムの作成にチャレンジしました。受講生は好きな経路を選び、ラインの上を周回できるまで、試行錯誤でプログラムのデバッグ作業に夢中になっていました。
9月の開講から早い段階で、受講生達は男女学年隔たりなく、とても仲良く楽しそうに講座を受講しています。回数を重ねることで、受講生同士親交を深めていける高専ハカセ塾は、1日限りの講座では得られない貴重な体験です。今回の講座も受講生同士切磋琢磨しながら、レースのランキングの順位が何度も入れ替わるごとに、楽しそうに講座終了間際までチャレンジしている姿がとても印象的でした。
講師を務める学生メンター達 | 講座風景 |
基本コース、応用 | コースの自走に挑戦 |
周回するまでプログラムを書き直す受講生 | レース用コースを最初に周回した受講生! |
―「久留米高専ハカセ塾」とは―
久留米高専STEAM事業の採択課題として、次世代科学技術を担う「傑出人財」(人財とは社会の財産となりうる人材)を発掘・育成します。高専が科学技術とものづくりに強く、機械・電気・制御・生化・材料の、幅広い技術分野を学ぶことができる点などの特徴を活かしたプログラムです。 |
〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333