総務省主催の高専ワイヤレスIoTコンテスト2022(以下、WiCON2022)の「電波利用システム利活用部門」に、本校制御情報工学科4年の石川晴陽さん、石橋要さん、岡翼さん、吉良伊織さん、近藤碧さん、日高立登さんのチーム「WEP」が提案した「LPWAを使用したリアルタイム内水氾濫危険度可視化システム『WLCR』」が見事採択されました。本校としては初の採択実績となります。チームリーダーの近藤さんからは、「今までの高専生活で学んだ知識を総動員させて、久留米市の水害対策に貢献できるようなシステムを構築したい」との抱負が述べられました。今後、久留米市と株式会社久留米リサーチ・パークとの地域連携を通して、来年3月に開催される成果発表会に向けてさまざまな技術実証を行う予定です。
概要は以下のとおりです。
「暴れ川」としても有名な筑後川を擁する福岡県久留米市では、近年の異常気象によって、雨水が排水できずに溢れ出す内水氾濫が頻発し、様々な被害が発生しており、冠水地点を予測したり、道路冠水の状況を表示する防災システムの開発が求められている。本提案では、内水氾濫特化型の防災システム『WLCR』を開発し、久留米市協力の下、側溝網・ガードレール・電柱などの場所に水位計を設置し、LPWAの一種である「ELTRES」を使用して水位計・サーバー間の通信を行い、センサから得たデータを取得・解析して、道路冠水状況の表示や危険度の予測を行う。
チーム学生集合写真(前列左から石川さん、近藤さん、吉良さん、後列左から日高さん、石橋さん、岡さん) |
WiCON2022採択案件一覧
https://kosen-iot-contest.jp/2022/saitaku-1-1
総務省>九州総合通信局>報道資料
https://www.soumu.go.jp/soutsu/kyushu/press/220708-1.html
<本件担当>
学生課学生生活支援係
電話:0942-35-9317