実習工場「ものづくり教育センター」に令和3年度末に導入された工作機械、DMG森精機 NTX1000の実習での活用が始まりました。
NTX1000は複合加工機と呼ばれる工作機械の1つで、旋盤から発展した機械です。工作物を主軸でつかみ、回転させて工具を押し当てて削る動作が基本となっていますが、主軸とは別に「工具主軸」を持ち、フライスなどの回転工具を利用することができます。これにより主軸を回転させながらバイトではなくフライスで切削するターンミーリングや、主軸を正確な角度で固定して工具主軸により穴あけやフライス加工をするなど、非常に複雑な切削加工をすることが可能です。機械工学科では今後、この機械を用いた教育・研究に大いに取り組んでいこうと思います。