10月7日(水)に久留米高専において、箕浦 龍一 総務省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官と学生とのディスカッションが開催されました。このディスカッションは、前日10月6日(火)に久留米市で開催された「令和2年度久留米市テレワーク等ICT研修会」に同氏が招かれたことがきっかけで、久留米市の計らいで実現しました。
当日は校長室で本庄春雄久留米高専校長と久留米高専におけるコロナ禍での学校運営について意見交換が行われた後、本科1年生から専攻科2年生22名が待つ本校産学民連携テクノセンター地域連携多目的室に移動し、まずアフターコロナ時代のキャリア形成について講演がありました。冒頭に行政管理局カレー部を創設した異色な話で雰囲気が和らいだ後、「あなたは何者ですか。」と学生への問いかけがありました。ICT革命に立ち遅れた日本で、新型コロナウイルス感染症から突き付けられた現実(以前から存在していた課題)を克服するため、偉人の言葉を引用しながら、「教えてもらう」のではなく「自分で学ぶ」、「記憶力」ではなく「洞察力」を磨き、自分が何者であるかを問い続けること、それこそ人生を生きる意味であると結ばれ、学生に貴重なメッセージを送られました。
講演後、24にも上る事前質問への回答(アドバイス)があり、講師の改革マインドが会場を飲みこむように学生から次々と質問が飛び出し、あっという間に90分が過ぎました。時には、わからない質問にはっきり「わかりません」と言われるなど、講師の人柄が伝わったのか、時間を過ぎても講師への質問が絶えませんでした。
校長室での意見交換 | 講演の様子 |
講師への質問 | 質問への回答 |
<本件担当>
久留米高専総務課
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