本校生物応用化学科の渡邊准教授が、「第8回ものづくり日本大賞」において、製造・生産プロセス部門の「優秀賞」を共同受賞しました。
「ものづくり日本大賞」は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきたものづくりを着実に継承し、新たな事業環境の変化に柔軟に対応しながらさらに発展させていくため、ものづくりの第一線で活躍する各世代のうち、特に優秀と認められる方々を顕彰する内閣総理大臣表彰の制度です。
渡邊准教授は、中島ゴム工業株式会社(福岡県久留米市、代表取締役社長 中島幹雄 氏)が中小企業庁「戦略的基盤技術高度化支援事業」の採択事業として実施された研究開発事業に参画し、同社及び福岡県工業技術センターと産学官共同研究を行ってきました。
今回、共同研究の成果が評価され、中島ゴム工業株式会社 中島代表取締役社長をはじめ、同社及び福岡県工業技術センターの研究者等とともに「防振ゴム製品製造におけるVOC排出ゼロと製造コスト削減を実現する加硫接着プロセス」の優秀賞受賞に至りました。
金属とゴムを接着する加硫接着工程において、加硫接着剤を離型フィルム上に成形することでVOC(揮発性有機化合物)を排出しない工法を開発したもので、環境汚染や作業者の健康被害の防止、さらに、導入企業の製造コスト削減も実現させました。
三川校長、中武産学民連携テクノセンター長への受賞報告の様子 |
第8回ものづくり日本大賞
https://www.monodzukuri.meti.go.jp/index.html
広報くるめ 4~5ページ(久留米市HP)
http://www3.city.kurume.fukuoka.jp/shisei/
〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333