第12回の高専ハカセ塾は、12月8~9日にかけて、国立阿蘇青少年交流の家での一泊研修を行いました。この研修は9月末(第7回)に予定されていましたが、台風の接近が予想されたため、一旦中止した後、再度企画して実現に至りました。
初日はまず、平成28年度熊本地震で生じた、益城町の堂園地区と谷川地区の断層を見学しました。
これらは天然記念物に指定されており、地震の凄まじさを実感しました。
交流の家では研修として、各高専が今までに学んだことで最も印象に残っていることを発表しました。
小学生は高専ロボコンの見学、中学生は久留米の和算を紹介しました。模造紙を使って他の参加者に分かりやすく説明していました。
2日目は阿蘇中岳の火口を見学する予定でしたが、残念ながら風向きが悪いため、火山博物館を見学したあと、京都大学地球熱学研究施設火山研究センターを訪問しました。
2日間の研修を通じて地震や火山などに関する知見を深めるとともに、発表の準備など共同で行うことにより、互いの親睦を深めることもできました。
↑ 益城町の断層見学 | ↑ 発表用の資料作成 |
~「高専ハカセ塾」とは~ 高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、将来の科学技術イノベーションを牽引するような傑出した人材を育成することを目的としたもので、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「ジュニアドクター育成プログラム」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施されるものです。 公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/ |
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