9月22日(土)久留米高専において、高専ハカセ塾第6回目の授業を開催しました。
今回は生物応用化学科 中嶌教授の指導の下、細菌の種類と名前を判定するための2つの実験を体験しました。
最初の実験は「グラム染色法」というもので、あらかじめ用意された細菌をスライドガラスに採り、染色液で染めた後、その色の変化を顕微鏡で観察しました。細菌には液で染まる陽性と染まらない陰性があり、実験後の色の違いでそれが判定できるのだそうです。受講生全員、うまく呈色していたようでした。
次に行ったのは、分解する糖の種類により細菌の種を判定する実験で、各自が細菌の懸濁液を作り、それを専用のキットに流し込んで、細菌の種類を確認しました。
今回扱った細菌の種類は2つでしたが、それぞれの反応の違いや、実験のための器具の取り扱いなど、みんな興味津々で実験に取り組んでいました。
実験用の細菌を採取し、スライドガラスにセット 細菌の様子を顕微鏡で観察
~「高専ハカセ塾」とは~ 高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、将来の科学技術イノベーションを牽引するような傑出した人材を育成することを目的としたもので、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「ジュニアドクター育成プログラム」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施されるものです。 公式HP:http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/ |
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