去る11月12日、13日に、熊本で開催された「おもしろサイエンス・わくわく実験講座2016」に久留米高専教員及び学生が参加しました。
この講座は、中谷医工計測技術振興財団 科学教育振興助成事業として、熊本高専が主催したもので、学生が講師となり、子ども達に科学の面白さを伝える場として、12日に熊本高専八代キャンパス、13日に益城町立益城中央小学校体育館で開催されました。
本校からは、一般科目理科系 松田康雄教授及び川添裕功君(制御情報工学科),古澤聖太君(生物応用化学科),高山大希君(材料工学科)、原太一君(材料工学科)の1年生4名が参加し、「重心コマを回そう」というテーマで小学生や保護者、先生を対象に実験講座を開きました。
講座では、①三角形、半円、正方形を合わせた図形等様々な形のコマの型紙を用意する②重心の位置を計算する③押しピンで穴をあけて楊枝の芯を刺してコマを作って回す④コマには模様をつける、という4つのポイントで「重心コマ」の作成の実習を行いました。作ったコマがうまく回った時、子ども達は嬉しそうでした。参加した学生からは、子ども達に難しい内容を工夫して教えるという経験を通して、「これを機にもっと数学を学ばなければと思った」などの声が聞かれました。
13日に開催された益城町は、熊本地震で震度7を観測しました。倒壊したままの家屋を目の当たりにした学生たちは、震災被害の甚大さを改めて感じたようでした。
子ども達に指導する古澤君(写真左)、川添君(写真左奥)
子ども達に指導する原君(写真右から3人目)、高山君(写真右から2番目)
手のひらでコマを回す様子