久留米高専では、去る9月16日(水)から18日(金)の3日間、実務経験5年程度のゴム技術者を対象に 第3回ゴムの実践技術講座(久留米工業高等専門学校、日本ゴム協会九州支部主催)を開催しました。
今回は、『練りと加硫における亜鉛華とステアリン酸の挙動追跡』と題して、練りでの添加方法や配合量の違いが、加硫に影響を及ぼすと考えられている加硫促進助剤の亜鉛華とステアリン酸の影響を追跡調査することを目的としたもので、コンパウンドの作製及び最適加硫時間測定や応力伸び測定等が行われました。
開講式では、中嶌裕之産学民連携テクノセンター長の挨拶のあと、日本ゴム協会九州支部長に代わり藤 道治久留米高専名誉教授から本講座に対する期待が述べられ、その後実験・実習に移りました。
実験・実習ではゴム練りから始まり、走査型電子顕微鏡やテンシロン万能試験機を用いてデータの計測が行われ、講座最終日には、受講者が本講座で得たデータを基にプレゼンテーションを行い、3日間にわたる講座が終了しました
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