創基75周年・高専創立50周年記念式典を挙行しました

久留米工業高等専門学校は、去る11月1日(土)に、創基75周年・高専創立50周年記念式典を久留米市民会館で挙行しました。同校の前身となる旧制の官立久留米高等工業学校が昭和14年に設立されて今年で75年目に当たり、その後、戦後の学制改革により新制九州大学に包括された後、独立の久留米工業短期大学となり、現在の久留米高専が設立されて50年目に当たります。

記念式典には、来賓、同窓生、OB・現職教職員、学生など約1000名が参列し、国歌斉唱の後、上田孝校長が「先達の熱意と努力を忘れずに、世の中の牽引力となるべき」と式辞を述べました。来賓紹介に続いて下村博文文部科学大臣(代読:吉田大輔高等教育局長)、小畑秀文国立高専機構理事長(代読:後藤宏平事務局長)、久保千春九州大学総長、楢原利則久留米市長(代読:橋本政孝副市長)より祝辞が述べられた後、祝電披露があり、閉式となりました。なお、記念式典に先立ち同校吹奏楽部による記念演奏が行われ、式典に華を添えました。

式典に続く記念講演会では、文化功労者で前豊橋技術科学大学長の榊佳之氏が「ライフイノベーション:先端技術がもたらす生命科学の新展開」と題して講演を行い、講演の最後に久留米高専生に向けて「未来へ向かって大きな夢と高い志を持って歩んでほしい」との熱いメッセージが述べられました。

講演会後に開催された祝賀会には約170名が参加し、来賓やOB・現職教職員をはじめ、関東や関西からも多くの同窓生が出席しました。辻本功事務部長の司会により、上田校長の開会挨拶に続いて、津福啓二同窓会久留米工業会会長、記念講演会講師の榊氏からお祝いの言葉が述べられ、来賓、旧制高等工業学校1期生を含めた歴代学校の卒業生らによる鏡開きの後、橋本久留米市副市長の発声により乾杯が行われました。宴中、同校の前田三男前校長と機械工学科卒業生で直木賞作家の安部龍太郎氏による挨拶も行われました。参加者一同で高等工業学校以来、学生により歌い継がれている「逍遥歌」を歌った後、高専1期卒の石橋雅功氏の音頭による万歳三唱でお開きとなり、参加者の多くは、高専祭が行われている母校に足を運び、在学当時を偲びながら旧交を温めていました。

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記念式典の様子
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式辞を読む上田校長                    祝辞を述べる吉田高等教育局長
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祝辞を述べる後藤国立高専機構事務局長       記念講演を行う榊氏
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祝賀会における鏡開き
 

ロボットコンテスト部が「キッズサイエンスin鳥栖」に出展しました

11月3日(月)文化の日に、佐賀県にあるサンメッセ鳥栖で開催された「科学がおもしろくなるキッズサイエンス in 鳥栖」に本校ロボットコンテスト部が出展し、全国高専ロボコン九州地区大会に出場したロボットの展示、実演を行いました。

このイベントは、実験・観察の直接体験や、科学ショーの見学を通して子どもたちが科学分野に興味を持つ機会づくりを推進している鳥栖サイエンスクラブが主催したもので、当日は親子連れを含むおよそ1000人が訪れました。

久留米高専ロボットコンテスト部のブースでは、まず部員が保護者向けに久留米高専の概要を説明し、高専ロボコン大会及び今年のルールについての説明や解説を行った後、地区大会に出場したロボットを使い、大会同様に設定されたコースで試合の実演を行いました。

ロボットが動き出すと、子供たちはロボットを食い入るように見つめ、蒸籠を落とさずに障害物の角材を乗り越えたり、坂道を登ったりすると会場からは歓声が沸き起こりました。

実演後、子供たちや保護者等から数多くの質問が寄せられるなど、会場は大いに賑わっていました。

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