平成26年度久留米市内単位互換協定校による「共同講義」を行いました

久留米高専は、10月24日、28日の2日間、久留米市内単位互換協定校(久留米大学、久留米工業大学、聖マリア学院大学、久留米信愛女学院短期大学、久留米工業高等専門学校)による共同講義を開講しました。

この共同講義は久留米市内5つの大学等と久留米市が連携し、毎年一つのテーマで各大学等の個性や特色を生かした講座をそれぞれに開講するもので、今年は「久留米の生活と環境」をテーマに講義を行いました。

本校からは、10月24日に安部規子教授(一般科目文科系)が「明治時代の英語教育と久留米」、10月28日に赤塚康介助教(一般科目文科系)が「健康と運動の関連性について」と題し講義を行い、一般市民及び協定校の学生約40名が受講しました。

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安部先生による講義                     赤塚先生による講義

河合准教授(一般科目文科系)が市民公開講座で講演を行いました

10月18日(土)、久留米高専を含む市内の5つの大学・短大・高専で構成される高等教育コンソーシアム久留米が主催する市民公開講座2014 「まちづくり ひとづくり」において、本校河合伸治准教授(一般科目文科系)が「非市場財の価値計測について~価値がないものの価値をどう評価すればよいのか?」と題して、講演を行いました。

講座では、まず非市場財である公共財がどのようなものかを紹介し、「囚人のジレンマ」の概念から、国民の税負担を必要性について説明を行いました。

次に、非市場財として川の汚水を例に挙げ、ミネラルウォーターや浄水器の費用などで価値を評価する手法など、対象となる非市場財によって様々な評価手法を用いることを説明しました。また、これら評価手法のうちアンケートを用いる手法は、アンケート項目を操作することで、評価結果を誘導される危険性があることを指摘し、アンケートに回答する場合、選択肢の公平性について考慮が必要であるとの説明を行いました。

受講者たちは、非市場財の価値評価手法を学ぶとともに、公共サービスにおける税負担の必要性について考えるよい機会となったようでした。

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