久留米高専では、去る8月27日(水)から29日(金)の3日間、実務経験5年程度のゴム技術者を対象に 第2回ゴムの実践技術講座(久留米工業高等専門学校、福岡県工業技術センター、日本ゴム協会九州支部主催)を開催しました。
今回は、『練りと加硫における亜鉛華とステアリン酸の挙動追跡』と題して、練りでの添加方法や配合量の違いが、加硫に影響を及ぼすと考えられている加硫促進助剤の亜鉛華とステアリン酸の影響を追跡調査することを目的としたもので、コンパウンドの電流測定やテラヘルツによる光学的な測定等が行われました。
開講式では、上田孝校長の挨拶のあと、笈木宏和日本ゴム協会九州支部長(本校生物応用化学科准教授)から本講座に対する期待が述べられ、その後実験・実習に移りました。
実験・実習ではゴム練りから始まり、原子吸光分光光度計やテラヘルツ分光システムなどを用いてデータの計測が行われ、講座最終日には、受講者が本講座で得たデータを基にプレゼンテーションを行い、3日間にわたる講座が終了しました。
ゴム実践技術講座の様子