久留米高専では、去る7月30日、31日、創基75周年・高専創立50周年記念事業公開講座として、中学生を対象に『金属を溶かして青銅鏡を製作してみよう!』を開催しました。
講座では、まず受講生たちは材料工学科の教員から金属や青銅鏡の作り方を学んだあと,教育研究支援室の技術職員の指導を受けながら、実際に木枠に砂を込めて、青銅鏡の鋳型を作製しました。次に、完成した鋳型に教職員の手によって溶けた金属(青銅)が流し込まれ、しばらく置いたあと、受講生たち自ら金槌や火バサミなどを使って、火傷に気をつけながら鋳型から金属を取り出したり、金属についた砂を払い落としたり、不要な部分の切り落としを行いました。最後に、耐水ペーパーなどを使って鏡面に顔が写るまできれいに磨き、青銅鏡を完成させました。
研磨作業では、少し疲れた様子を見せていた中学生たちでしたが、製作した青銅鏡をうれしそうに眺めると、大事そうにバックなどに納めていました。