(株)三松様のご協力で情報処理基礎の授業がはじまりました

機械工学科では令和6年度より1年生に「機械工学・情報処理基礎」という授業を新設し、その一部でPythonプログラミングの教育を始めました。この授業の開始にあたり、(株)三松様に多大なるご協力を賜り、授業の一部をご担当いただいております。(株)三松様ならびに関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

 

(株)三松様がプログラミングの説明をされています
(株)三松様による授業の様子

 

(株)三松様が学生の質問に答えています
ご指導の様子

リックス株式会社 工場見学 (2年生)

5/20日、機械工学科2年生がリックス株式会社 生産本部(福岡県糟屋郡須恵町)を訪問し、工場見学をしました。

この工場では主に「回転継手」を作っています。芝生に散水するスプリンクラーのように回転しながら液体や気体を吐き出すものも、液体・気体の入り口は固定されていなければなりません。固定された入り口部分と回転部分とをつなぐのが回転継手です。散水が目的ならば水が漏れたとしても大した問題にはなりませんし回転速度も小さいので簡単な作りのもので良いのですが、産業用の回転継手は漏れることなく高速で回る必要があるなど、その設計・製作には非常に高度な技術が要求されます。工場見学では半導体産業向け、工作機械向け、鉄鋼向け、食品向け、土木機械向けなど様々な大きさ・特徴の回転継手を生産している様子を拝見することができました。また、見学後には若手の社員の方と学生とが座談会形式で対話し、大いに盛り上がりました。

 

工場見学にご協力くださいましたリックス株式会社の皆様、大変ありがとうございました。

リックス株式会社でのご講演の様子
工場見学前のご講演

令和6年度 1年生実習開始

1年生の機械加工実習が始まりました

木型製作の説明をする様子
木型製作の説明
木型の材料の板をのこぎりで切断する様子
鋸引き

金属を溶かして鋳型に流し込む鋳造では、砂で鋳型を作るときのテンプレートとして「木型」を使用します。その製作のための説明を聞き、のこぎりで材料の板を切断していました。

 

鋳型の作り方を教える様子
鋳型製作の説明

こちらは上で作った木型を使い、鋳型を作る方法をレクチャーしている様子です。実習は班に分かれて行うため、こちらの学生さんは木型をまだ作ったことはないのですが、一度には実習できないのでやむをえません。

 

1年生が初めて鍛造をする様子
初めての鍛造

こちらは鍛造の実習です。初めて熱した鋼をハンマーでたたくので、ちょっとおっかなびっくりですね。

 

旋盤の使用方法を説明する様子
旋盤の説明

旋盤の実習です。使い方によっては危険な機械なので、安全についてしっかりと説明を受けています。

 

教員新規採用!

令和6年度に上野虎太郎助教が着任されました。専門のご研究は鉄鋼材料です。

令和6年度は九州大学大学院での学位取得と平行して本校での教育研究に努めていただく関係で担当の授業は多くありませんが、学位取得後はバリバリ頑張っていただくことを期待しています!

学生の皆さんどうぞよろしくお願いします。

今年度最初の鋳込み作業

機械加工実習1(機械工学科1年生)の今年度最初の鋳込み作業が実施されました。

機械工学科の実習の特徴は、鋳鉄溶解の基本である「キュポラ」を用いること、溶けた鉄(溶湯: ようとう)を指導員の補助を受けながらも学生自身が運び、鋳型に注ぐことにあります。


炎を上げるキュポラ。この中で燃料のコークスが燃焼し、材料となる鉄を溶かします。

 

溶湯を運び、鋳型に注ぐ様子です。

新しい工作機械の導入

実習工場「ものづくり教育センター」に令和3年度末に導入された工作機械、DMG森精機 NTX1000の実習での活用が始まりました。

NTX1000は複合加工機と呼ばれる工作機械の1つで、旋盤から発展した機械です。工作物を主軸でつかみ、回転させて工具を押し当てて削る動作が基本となっていますが、主軸とは別に「工具主軸」を持ち、フライスなどの回転工具を利用することができます。これにより主軸を回転させながらバイトではなくフライスで切削するターンミーリングや、主軸を正確な角度で固定して工具主軸により穴あけやフライス加工をするなど、非常に複雑な切削加工をすることが可能です。機械工学科では今後、この機械を用いた教育・研究に大いに取り組んでいこうと思います。