第二回高専マテリアルコンテストを開催しました

3月11日(火)~12日(水)の2日間にわたり「第二回高専マテリアルコンテスト」を久留米高専で開催しました。今年は佐世保高専、奈良高専、群馬高専、鹿児島高専、久留米高専と5高専が集まり、熱処理や鍛造を駆使した材料の強度・靭性を競い合いました。参加者は60名を超え、スタッフや企業関係者を含め、総勢80名の大規模なイベントとなりました。

初日は、安全講習・鍛造実習・学内見学・交流会を通じて、他高専の学生や企業の方々との意見交換が活発に行われました。2日目は、各チームのプレゼンテーションと衝撃試験が行われ、高専ごとの多様な加工熱処理方法とその実験結果が披露されました。特に衝撃試験では、群馬高専の試験片が装置の測定限界となる吸収エネルギー354Jを記録し、会場を大いに沸かせました。

プレゼンテーション(40点満点)と衝撃値ΔEの合計点で競われた結果、マテコン大賞は群馬高専が受賞しました。また、久留米高専が優良賞を受賞しました。

審査員からは「学生の自由な発想と多様な加工熱処理プロセスに驚かされた」「高専生の熱意が伝わる素晴らしい大会だった」等の講評が寄せられました。

次回の高専マテリアルコンテストも、さらなる熱い戦いが期待されます。

 

佐々木大輔准教授による実習前の安全講習

 

三人で協力して鍛造実習を体験する様子

 

交流会でのディスカッションの様子

 

交流会において学生がディスカッション内容を発表する様子

 

加工熱処理プロセスをプレゼンする奈良高専学生

 

衝撃試験を行う群馬高専学生

 

画面中央で衝撃試験後の試験片を輪になって眺める学生と学外参加者

 

優勝した群馬工業高等専門学校学生(右2名)が副賞100万円の寄付を中外炉工業尾崎彰社長(左から2番目)、田中亮太郎様(左から1番目)より頂く様子

 

参加者による記念撮影

 

〈お問合せ先〉

〒830-8555 久留米市小森野1−1−1

久留米工業高等専門学校 材料システム工学科

Gear5.0(マテリアルコンテスト事務窓口)

大笹・田中 0942-35-9470・9361