令和4年度 第9回「高専ハカセ塾」を開催しました
9月17日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第9回目の講座を開催しました。
今回は、生物応用化学科の教員を講師に迎え、「色と光の化学」と題して、色と光の性質についての2つの実験を行いました。
前半は、色素の合成実験を行い、2種類の試薬を混ぜ合わせ、加熱して化合物を作り、物質の構造のわずかな違いにより発色が変わることを確認しました。
後半は、化合物の発光実験を行いました。科学捜査で使われている「ルミノール反応」により文字を浮かび上がらせる実験で、犯人に消されてしまったダイイングメッセージを想定し、1人1文字ずつ解読しました。受講生同士、意見を出し合いながら協力し、犯人特定に結び付けることが出来て、大変盛り上がりました。
色と光の性質を学ぶとともに、化学や生物学が、科学捜査の分野で自分達の安心安全な生活に活かされていることを実感したようです。
実験器具の操作の練習 | 試薬の混合 |
色素の呈色反応 | 蛍光色素の発光実験 |
ルミノール反応でダイイングメッセージを解読 | 解読出来た文字を出し合いながら犯人を特定 |
―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。 |
〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333