令和4年度 第5回「高専ハカセ塾」を開催しました
8月20日(土)、久留米高専において、「高専ハカセ塾」第5回目の講座を開催しました。
今回は、制御情報工学科の教員を講師に迎え、「ライントレース走行のためのロボットプログラミング」と題して、micro:bit(マイクロビット)とSmart Cutebot(スマートキュートボット)を使って、床面に引かれたライン上を周回走行するためのプログラムを作成しました。
まずは、プログラミングの基本を学びました。プログラミングとは、コンピュータにしてほしい動作を記述することであり、プログラミングの能力育成の重要性についても、小学校から指導要領として位置づけられています。基本構造では、逐次実行(順次)、反復(繰り返し)、条件分岐(選択)を学び、受講生達も大変興味深い様子でした。
つぎに、これらプログラムの基本構造について学習した後、Smart Cutebot底面の前方2箇所についている、ライントレースセンサを用いて、黒い線の上をなぞるように自動走行するプログラムを作成しました。プログラムを組めた受講生は、Smart Cutebotに付属で用意された、ライントレース基本経路の用紙にかかれた黒い線の上を自動で走行するプログラムが実装できたかどうか確かめました。今回、基本経路のほか応用経路も用意し、基本経路の自動走行プログラムを組めた受講生は、応用経路の自動走行プログラムの作成にチャレンジしました。受講生は好きな経路を選び、ラインの上を周回できるまで、試行錯誤でプログラムのデバッグ作業に夢中になっていました。
受講生達が、何度も何度も楽しそうにチャレンジしている姿がとても印象的でした。
色々な仕掛けで作られた応用コース | プログラミングを学習する受講生 |
基本コース、応用 | コースの自走に挑戦 |
脱線したら、再度プログラムを | かきなおしながら、周回をめざす |
―「高専ハカセ塾」とは―
高い意欲や能力を有する小中学生を発掘し、次世代科学技術を担う傑出した人財を育成することを目的としたプログラムで、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「ジュニアドクター育成塾」の採択事業として、有明高専・熊本高専・久留米高専の合同企画により実施しています。 |
〈本件担当〉
総務課研究推進係
電話:0942-35-9333