久留米工業高等専門学校 産学民連携テクノセンター

一般科目(理科系) 篠島弘幸

顔写真 研究者情報
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氏名(日本語) 篠島 弘幸
氏名(英語) SHINOJIMA Hiroyuki
学位 博士(工学)
所属(日本語) 一般科目(理科系)
所属(英語) Dept. of Liberal Arts (Natural Science and Mathematics)
専門分野(日本語) 材料物性・量子エレクトロニクス
専門分野(英語) Material Physics・Quantum Electronics
主な研究業績

[1] Optical nonlinearity in semiconductor microcrystallites (2005)
[2] Optical nonlinearity in CdSSe microcrystallites embedded in glasses (2007)
[3] Quantum beats in fluorescence for multi-level atomic system (2009)
[4] Coherent population control and three-pulse photon echoes: Their dependence on phase of excitation pulse (2011)

コメント

 極限領域という言葉があります.それと示す領域の範囲は,時代によって異なりますが,現在は,大きさはナノメートル(10-9 m),時間はフェムト秒(10-15 秒)単位の領域にあります.物質は,極限領域ではその量子力学的な特徴を際立って発現し,特異な性質を示します.こうした極限領域での特異な現象や物性は,新しい電子,光デバイスへの応用が期待されています.例えば半導体のバンド構造は,ナノメートルサイズでは離散化され,光励起されたキャリアは,フェムト秒で時間応答します.私の研究は,こうした極限領域における物質の物性を理解し,その光応答を調べ,光によってその応答を制御することで,超高速で高効率な光デバイスの実現を計ろうというものです.また,半導体に限らず,アミノ酸,たんぱく質など生体系物質についても興味があり,その物性や光応答の研究も進めています.

研究キーワード

光物性,量子エレクトロニクス,半導体微結晶,量子状態制御

研究シーズタイトル

ガラス中半導体微結晶における光非線形過程の研究

研究シーズ概要

ナノサイズ半導体は,量子力学的な特徴を顕著に発現し,その特徴を利用することで,超高速で高効率な新しい光素子創出の可能性があります.