久留米工業高等専門学校 産学民連携テクノセンター

一般科目(文科系) 石塚政吾

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氏名(日本語) 石塚 政吾
氏名(英語) ISHIZUKA Seigo
学位 修士(教育学)
所属(日本語) 一般科目(文科系)
所属(英語) Dept. of Liberal Arts (Humanities and Social Science)
専門分野(日本語) 日本近代文学
専門分野(英語) Modern Japanese Literary Studies
主な研究業績

[1] 「藤村と友弥」(『国語と国文学』71巻10号 1994年10月)
[2] 『秋田市史』 第十四巻 文芸・芸能編 (1997年3月)
[3] 『物書きブライ漢 杉田瑞子』新典社(2018年11月)
[4] 「春告鳥の声を聴く-伊藤永之介〈鳥類物〉を中心に」(2021年6月)

コメント

 日本近代文学研究とは,文学研究という小さな窓から日本の近代について問い直すことである.明治維新以後,西洋から輸入された近代というシステムがもたらしたものを,文学を通じて解き明かしてみる試みである.その際,私たちは,自分がいる〈いま・ここ〉と過去の様々な地点とを結んで「近代とは何か」を問い直す.すなわち,〈いま・ここ〉と別のある地点との対話を通して世界のあり方を学ぶのである.
 昭和十年代,日本の総人口はおよそ7,000万人.その半数は農民であった.明治維新から70年を経て日本に民主主義が実現していたとするならば,その中心には当然農民がいるはずである.果たして文学の中心に農民はいたのであろうか.農民文学の担い手として知られた伊藤永之介や鶴田知也の作品群を通して,日本の近代について問い直している.

研究キーワード

日本近代文学,昭和十年代の日本文学,伊藤永之介,鶴田知也,自然主義文学 ,島崎藤村