久留米工業高等専門学校 産学民連携テクノセンター

生物応用化学科 谷本 勝一

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氏名(日本語) 谷本 勝一
氏名(英語) TANIMOTO Shoichi
学位 博士(理学)
所属(日本語) 生物応用化学科
所属(英語) Dept.of Biochemistry and Applied chemistry
専門分野(日本語) 計算化学,生物物理,理論化学
専門分野(英語) Computational Chemistry, Biophysics, Theoretical Chemistry
主な研究業績

[1] Tanimoto S. and Okumura H. J. Comput. Chem., Jpn. 22, 18-20 (2023).
[2] Tanimoto S., Itoh S. G., and Okumura H. Int. J. Mol. Sci. 23, 10358 (2022).             
[3] Tanimoto S., Itoh S. G., and Okumura H. Biophys. J. 120, 3615-3627 (2021).
[4] Itoh S. G., Tanimoto S., and Okumura H. Chem. Phys. Lett. 778, 138819 (2021).

コメント

タンパク質は主に20種類のアミノ酸が結合した生体高分子であり,生体内で適切に折り畳まれることで特有の立体構造を形成して機能を発揮する.その一方で間違って折り畳まれるとミスフォールディング病と総称される様々な神経変性疾患を引き起こす.代表的な疾患としてアルツハイマー病やハンチントン病が挙げられる.これらの疾患は間違って折り畳まれたタンパク質が凝集して球状の凝集体やアミロイドと呼ばれる針状の凝集体を形成することで引き起こされると考えられている.そのためこれらの疾病の治療のためには凝集体の形成を阻害する必要がある.私は分子動力学シミュレーションを用いた計算科学的手法により,神経変性疾患原因タンパク質の凝集体形成メカニズム及び薬剤候補化合物による凝集体形成の阻害メカニズムを解明することを目的に研究を行っている.

研究キーワード

神経変性疾患,アミロイド,凝集阻害,分子動力学シミュレーション,拡張アンサンブル法

研究シーズタイトル

疾病関連タンパク質の分子シミュレーション

研究シーズ概要

アルギニンによるポリグルタミンタンパク質の凝集阻害過程の理論研究