鋳造工学、材料組織制御、砂型加工

　鋳造は、溶かした金属を型に流し込むことによって製品を製造する方法です。このとき、同じ製品を製造したつもりでもそのときの環境によってその製品の機械的性質が変わってきます。本研究室では、溶かした金属を流し込む（鋳込む）際に、型（鋳型）に振動を付加することで金属の結晶粒を微細化し、製品の機械的性質を向上させています。添加剤を用いず振動を付加するのみのため、環境にやさしく、リサイクルが容易になる手法です。

・振動鋳型を用いた結晶粒の微細化に関する研究
・水モデルを用いた振動鋳型に関する研究
・VRを用いた実習の体験教材製作
・砂型加工に関する研究　など

Al-Si過共晶合金の組織（左：無振動時　右：振動時）

塩化アンモニウム水溶液を用いたモデル実験による内部観察（左：無振動時　右：振動時）

VR作成用に360度カメラで撮影する様子