氏　　名

伊藤　義文　　　Yoshifumi Itou

職　　　位

特　任　教　授

所属学科

生物応用化学科

校　　　務

　　　　　　　　　現　学生支援アドバイザー

　　　　　　　　　　　２００９−２０１０：　学科長
　　　　　　　　　　　２００７−２００８：　産学民連携推進センター長

専門分野

化学工学・ポリマープロセッシング

最終学歴

京都大学大学院 工学研究科 化学工学専攻

学　　　位

博士（工学）　（九州大学）

職　　　歴

　　　　１９７２年　三菱重工業（株）
　　　　１９９７年　�潟＜Cワパックス
　　　　２００４年　久留米工業高等専門学校　生物応用化学科

所属学会

　　　　化学工学会・日本印刷学会・日本包装学会

科目名

学年

開講時期

備考

産業財産権特論

専攻科１年生

前期

科学技術史

本科４・５年生

前期

オムニバス形式

本科５年生

後期

化学工学�T

本科４年生

前期

生物応用化学入門

本科１年生

前期

オムニバス形式

研究１　機能性包装材料の研究

　食品の鮮度保持や薬品保存安定性の観点から，機能性包装材料の研究開発へ大きな期待が寄せられています。当研究室では，福岡県農業総合技術センターならびに丸東産業�梶i福岡県・小郡市）との共同研究として，以下に示すような研究を実施していす。

　　○オゾンを利用した農産物の鮮度保持技術の研究
　　○医薬品包装における薬効成分の吸着・透過現象に関する研究 　
　　○包装材料工場の一般生菌・真菌の低減に関する研究

研究２　CAEシステムを用いたプロセスの最適化に関する研究

　効率的な生産プロセスを構築するために，昨今ではモデルベースのCAEシステムによるシミュレーションや最適設計が行われています。当研究室では，多目的モデリングシステムgPROMS（英国PSE社）を利用して，化学プロセスやバイオプロセスを対象に，装置，運転操作条件の最適設計に関する研究を実施しています。

　　○g-PROMSを用いた充填層の動的シミュレーションモデルの構築

　　○船小屋炭酸鉱泉の新加温システムの研究

研究業績

（論文など）

・伊藤義文、梶原克彦、大段恭二：知的財産教育による創造的人材の育成、、工学教育第５５巻、第３号　(2007)

・Ｔ. Kobayashi,Y.Ito,Y. Nakano,E. Hirai,R. Hashimoto,S. Kamikawa:Reactive vacuum vapor deposition of aluminium oxide　thin films by an air-to-air matallizer,J. Vac. Sci. Technol.,A24(4) (2006)

・Ｔ. Kobayashi,Y.Itou,Y. Nakano,M. Ogawa,R. Hashimoto,S. Kamikawa:Effects of deposition conditions on gas-barrier performance of SiOxNy thin films formed via ion-beam-assisted vapor deposition,J. Vac. Sci. Technol.A24(2), Mar/Apr( 2006)

・伊藤義文、小林敏郎、小川真、中野要治、田口俊夫、神川進：真空蒸着で作成したSiOx薄膜のガス透過性に及ぼす製膜条件およびUV照射条件の影響：日本金属学会誌、第７０巻、第２号（２００６）

・Y.Ito, E. Hirai,T Simakawa.: Estimation of Minimum Power Consumption and Pumps Cost for the Differential Pumping System, Proceedings of the First Vacuum and Surfaces Conference of Asia and Australia (1999)

・伊藤義文、中野勝己：電子レンジ用シールドフィルムの開発、工業材料　第４６巻、第５号（１９９８）

・伊藤義文、御手洗元、中野勝己：超ハイバリア蒸着フィルム、工業材料　第４５巻、第１３号（１９９７）

・伊藤義文、島川司、桑田知江、平井悦郎：連続式真空蒸着機におけるアルミニウム希薄蒸気流のモンテカルロシュミレーション：真空、第４０巻、第５号（１９９７）

・伊藤義文、神川進、加藤光雄、平井悦郎：連続式真空蒸着機におけるアルミニウム蒸発浴面の電磁気力利用表面清浄化法の研究：真空、第４０巻、第４号（１９９７）

・Y.Itou, T. Taguti,S. Kamikawa,K. Matsuda,H. Mitarai: Mitsubishi Air-To-Air Metallizer, Proceedings of the 35^th Annual Technical Conf.in Society of Vacuum Coater (1992)

研究業績

（口頭発表）

・        市川浩士、坂木剛、伊藤義文：農業残渣の加圧熱水条件化での過酸化水素添加による脱リグニン法の検討、第１３回高専シンポジュームin　久留米（２００８）

・        川原成、丸山莉世、伊藤義文、馬場紀子：オゾン包装袋を用いた農産物の鮮度保持について、第１３回高専シンポジュームin　久留米（２００８）

・        佐々木海、甲斐裕基、伊藤義文、シリロ　ノラスコピポリト：バイオエタノール工業化連続発酵プロセスの自動制御システムの開発、第１４回高専ｼﾝﾎﾟｼﾞｭｰﾑin 高知（２００９）

・        伊藤義文、冨安春二：船小屋温泉再生ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄー高濃度炭酸泉の開発、第８回全国高専テクノフォーラム（２０１０）

研究業績

（著書）

・　コンバーティングのすべてー過去から未来へー第５章　蒸着機：加工技術研究会（１９９３）

・　最新版ーハイバリア蒸着フィルム：日報（２００１）

・　包装のリスク対策と品質保証：サイエンスフォーラム（２００３）

・　フィルムの分析評価技術：情報機構（２００３）

・　ハイバリア材料の開発，成膜技術とバリア性の測定評価技術：技術情報協会（２００４）