中学生向け公開講座「高専AIデバイスを使った人工知能入門」を開催しました!

令和6年9月7日(土)に、久留米高専において中学生向け公開講座「高専AIデバイスを使った人工知能入門」を開催しました。

福岡県および佐賀県内の中学生9名が、”久留米高専特製のカメラ付きAIデバイス”を使用して、人工知能(AI)による画像認識技術の体験とAI技術と組み合わせたアプリケーションソフトウェアの作成に取り組みました。

人工知能のガイダンスの後、AIデバイスを様々な方向に動かして身の回りの物体を認識させながら、認識物体の名前をできるだけたくさん当てる「データから物の名前を導け!」の画像認識ゲームを行いました。午後は、AIデバイスの物体認識のデータをリアルタイムにPCに送信して、このデータと組み合わせたソフトウェアを「Scratch」というプログラミング言語を用いて開発してもらいました。制御情報工学科5年生と専攻科1年生のティーチングアシスタント(TA)や他の受講生と意見を交換しながら、最終的な開発方針を決めてもらい、各自でプログラムを作成してもらいました。プログラミングの経験の有無に関わらず、受講生全員が熱心にプログラミングに取り組み、ソフトウェアも計画どおり完成したようです。

その後、受講生のみなさんには、完成したソフトウェアを紹介してもらいました。ソフトウェアを動かしながら、工夫した点や苦労した点、追加したい機能などが発表され、教員やTAが講評しました。ソフトウェアの機能には、認識した物体の種類によりルーレットの速度が変わるゲーム、ランダムに指定される物体を撮影するとボーナス点が入るゲームなど、創造性豊かなものが多く、中学生の豊かな発想力と、プログラミングやAIへの適応力の高さに感心しました。

講座の最後には受講生全員に修了証書が授与されました。

 

「データから物の名前を導け!」 プログラムを作成する受講生

 

 

<本件担当>

総務課研究推進係 0942-35-9347