小中学生向け公開講座「化学への招待 ―楽しい生物・化学教室-」を開催しました!

去る令和6年8月8日(木)に、久留米高専において小中学生向け公開講座「化学への招待 ―楽しい生物・化学教室-」を開催しました。

当日は、小学校5年生から中学校2年生の生徒28名が集まりました。開講式および全体説明・学科紹介の後、まずは第一部の実験として「色と光を観察しよう」のテーマのもと、受講生は化学実験を実施しました。酸化・還元反応に伴う色素溶液の色変化の実験や、蛍光色素の発光・消光および変色実験、そして、蛍光色素を応用した身の回りの技術を体験しました。実験後の休憩時には、受講生は公開講座の実験を補助してくれた生物応用化学科の学生と懇談し、高専での学校生活などの話に耳を傾けていました。

次に第二部の実験として、高専内の植物の葉を用いて葉脈標本を作製に取り組みました。概要説明の後、事前にアルカリ溶液で葉肉部分を軟化させた葉から、歯ブラシを使って丁寧に葉肉を落として葉脈部分を取り出す作業を行いました。その後、乾燥と着色等を行い、ラミネートフィルムにより読書の「しおり」として加工しました。受講生は自由にデザインして、完成した葉脈しおりを記念品として持ち帰ることができました。

講座の最後には受講生全員に修了証書が授与されました。

 

蛍光色素の実験の様子 葉脈しおりの作成

 

<本件担当>

総務課研究推進係 0942-35-9347